調整局面は一旦終盤へ
今更ながら材料とされている米国のサブプライムローンに関わる問題は日増しに市場への影響を大きくしており、言い古されたと思われる円キャリートレードを中心としたヘッジファンドなどのリスクマネーが安全資産へ逃避を急速に行っている。
ドル円をはじめとした円を中心とした通貨ペアでは円を買い戻す動きが活発となり、ドル円は6月下旬の124円台前半から7月下旬には121円台、その後118円割れと一ヶ月で約5%の下落を見せている。
この動きは高金利通貨を中心として円クロス全般に波及しており、ポンド円は7月20日に251円台をつけた後、本日は237円台中盤とこちらも5%を越す下げとなっている。
円を買い戻す動きは買い進まれていた高金利通貨を中心として進んでおり、ある意味では溜まりきった円売りポジションが一気に吐き出されたこともあり、短期的な動きの中ではある程度の達成感が出始めていることは確かである。
もっとも、長い目で見ればこの円安の動きの調整余地は未だ高く、年末に向けて更なる円高局面を見せる可能性は高いといえ、トレンドを意識して相場の波に乗るという意味では戻りではしっかりと円を買う方向でのポジションを検討したい。
相場の過熱感から一旦は調整的な円安局面を想像していたが、戻り鈍く売り遅れている向きからの戻り売り意欲が強いことから、下げ達成感はなかなか出ずにいる。特に昨日の朝方のギャップは大きくチャートを教科書的に見ると追撃売りの形を見せている通貨も多いことから週末の米雇用統計に向けて投げを中心とした更なる値幅を伴う動きにつながる可能性も高まっており、一層の注意をしたいところだ。